ウイグル獄長 |
●郷里大輔 追悼 ◆衝撃の一報 2010年1月17日、声優 郷里大輔が亡くなった。 発見当時の状況から自殺と見られている。 青二プロのベテラン声優で脇役だがロビンマスクやミスターサタンなど有名な役もされていた。 独特の低音ボイスでアニメには欠かせない、特に悪役には欠かすことのできない存在だった。 名前こそ知る人ぞ知る存在だったが、特に80年代90年代にアニメを見たことがある人なら必ず聞き覚えのあるその声の主の訃報に、少なからず衝撃が広がった。 また、突然の訃報だったためレギュラー番組や収録予定の作品も多く、心配されている。 新聞各社の報道によると自殺との見方が強いが、噂によると糖尿病の進行から視力低下が進行し、晩年は台本もまともに読めなくなっていたとも言う。 重篤な視力低下は、仕事や日常生活の困難はおろか、想像を絶する孤独感に襲われるという。 (しかしこれはあくまで噂で、その理由は想像の域をでない)
◆ウイグル獄長といえば、郷里大輔 あの独特の力強いドスの利いた声は、本当にウイグル獄長のイメージにあっていた。 テレビアニメでは獄長の作画が散々だったが、郷里大輔の声に助けられて絶大なヒール感をアピールしてくれた。 獄長のあの圧倒的な存在感の半分は、郷里大輔によって作られたといっていい。 期せずして、今年1月22日に発表になったコーエーの「北斗無双」の後半展開で、カサンドラのボスキャラとして登場するのが判明したばかりだ。 今後あの声がもう聞けないとなると、本当に残念でならない。
◆今でもみんなの中で 郷里大輔の声は、特徴のあるだけにキャラクターと切っても切れない声として、というより性格の一部になっている。 そして57歳というまだまだこれから円熟期という時に、早すぎる死を悼むファンは多い。 当サイト「獄長補完計画」の管理人としても、大変大きな衝撃と悲しみを受けた。 あの後、時々テレビで郷里大輔の声を聞くと、やりきれない。 キャラクターが死んでしまった訳ではないのに、今後、郷里大輔がウイグル獄長をやることは「完全にない」という事実に、獄長復権を目指す当サイトを続けていくことさえ、意味のあることとは思えなくなってしまった。 私は、郷里大輔を個人的によく知っていたわけでもないし、まして家族の悲しみに比べたら、たわいもないのだろう。 しかし作品を通してしか接することのできないファンにとって、やはり郷里大輔は作品の中に生きていると思うし、また思いたい。 実際に原作マンガを見るときは、あの声が聞こえてくる。 それはこの先も変わるころがないだろう。 そして儀礼的な「ご冥福をお祈りします」だけでなく、1ファンとして何か具体的に行動できることはないだろうか?と考え、せめて郷里さんの仕事をしっかり記憶の中にとどめたくて、追悼のメッセージを制作した。 (pixivにも出張掲載)
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