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断頭台

物語

ケンシロウを倒したウイグルは、意気揚々と断頭台につながれた囚人たちの前に立った。 「お前たちもあわれよのう 無謀な挑戦者のために犠牲にならねばならん」 かつての凶悪者たちは泣き叫びウイグルに命乞いをする。ウイグルはそれを満足そうに眺めた。「はあ?!聞こえんな〜」 そして鬼たちの哭き声に十分満悦すると、ついに断頭台の綱を切る号令をかけた。

 

補完理由

このシーンの元絵.  原作では、ウイグルがこれから断頭台に散る者の頭をなでるシーンがある。巨体をかがめて大きな手が、これから石の断頭台でそぎ落とされようとする頭をなでまわす。わざわざそんなことをしなくても、ちょっと力が入れば握りつぶせそうだ。 ウイグルのふざけた態度が何とも不遜で残忍だが、不敗の記念碑への執着がこの悪役の愚かさを醸し出す。 カサンドラ伝説を守り続けてきたおごりだ。 アニメでは立ったままで省略されているので残念なので補完した

 

このキャラに、このセリフ

ウイグル獄長と言えば誰もが連想するこのセリフ「聞こえんな〜」 だが、意外にもケンシロウやシンなども使っている。 ではなぜウイグルのセリフが印象深いのか? ウイグルはカサンドラ監獄の獄長として、凶悪犯や拳王に与せぬ者たちに恐怖をたたき込む役目を担っていたので、許しや命乞いを聞けば聞くほど彼の役目を果たしていることの「表れ」となるのである。 また強引に挑戦者に大勢の一途の望みを賭けさせ、それを自分が打ち砕くことでカサンドラ伝説の堅牢ぶりをより劇的に演出させようとする目的がある。 言わばウイグルの「聞こえんな〜」は、「もっと聞かせろ」なのである。  

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