ウイグル獄長 |
●挑戦者をまちわびる ◆物語 カサンドラの玉座では獄長ウイグルが鬼たちの慟哭に耳をかたむけ、自らのカサンドラ伝説を満足げに噛みしめていた。 そこへケンシロウ到来の知らせを受け、にわかに騒がしくなったカサンドラ。 何事にも無反応だったトキが微笑を浮かべたのを知るや、ウイグルは我が伝説に挑戦する者の到来を感じ取り、静かに闘志をもやす。 そしてまずは小手調べに衛兵のライガとフウガを向かわせた。 ◆補完理由 このシーンの元絵→ 暗い玉座の間にじっと闘いの予感を感じ取って座っているウイグル獄長。 原作ではコナン・ザ・グレートのワンシーンを彷彿とさせ、フランク・フラゼッタへのオマージュを感じさせる。 それはカサンドラ編あたりから強くなって、原哲夫の作画がより重厚な世界観になっていく。 TVアニメ版では、ただ暗いだけになってしまっていて残念だ。
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